国際薬膳師について
これまでのブログの記事の中でも時々、出て参りました「国際薬膳師」ですが、本日はこれについてお話をしようと思います。
健康に気を使うかたは、薬膳料理などにも当然興味を持つようになり、あちらこちらのお店に薬膳料理を食べにゆき、さらに、今度は自分で作ってみようと思い立ち本などを購入してみる・・・つまり、どんどん薬膳料理の魅力にハマり込んでゆくわけですね。
そうしますと、薬膳について知ることがとても楽しくなってきますので、勉強も楽しくなってきます。ついには、なにか薬膳に関する資格に挑戦してみようかな・・・などという気になってしまうのですね。
そして目につくのが「国際薬膳師」という資格なのです。この資格は、中国の団体である中華中医薬学会が認可している資格です。試験は日本国内で受けることが出来ます。
しかし、残念ながらこの国際薬膳師の試験を受けるためには、受験資格が必要で、それがかなりの難関であるのです。
もともとが中国の資格ですので、国立北京中医薬大学日本校中医薬膳専科卒業生ということであったり、または、全日制の中医薬大学卒業後さらに1年以上中医薬膳の経験を有する方であったり、全日制医薬大学卒業後、中医学を1年以上研修し、かつ1年以上の施薬膳経験を有する方であったりと、このような受験資格が必要となってきます。
ですので、薬膳に興味を持った一般人が独学で勉強をして試験を受けられるレベルではないのが非常に残念です。生命にかかわることですし、幅広く、奥の深い知識が必要ですので、それも仕方のないことかもしれません。
日本国内での合格者というのも、まだまだ非常に少ない状態ですので、その分、この資格を持っているかたが経営している薬膳料理のレストランなどは、かなりの信頼がおけるということになるでしょう。
しかし、薬膳に対する情熱とガッツがあるかたなら、国立北京中医薬大学日本校中医薬膳専科に入学して国際薬膳師を目指してもよいのではないでしょうか。