薬膳料理の食療と食養

 

薬膳料理には、「食療」のための食事と、「食養」のための食事があります。食療のための食事とは、病気を治療するための食事のことであり、食養のための食事とは病気を予防するための食事のことを言います。

 

ですから、健康なかたであっても薬膳料理など関係ないと言わず、または興味本位で一度や二度食べてみるだけにとどまらず、定期的に食養のための薬膳料理を食することをお勧めしたいですね。

 

人間は健康な時には病気のことを考えることなどめったになく、暴飲暴食や無理なダイエット、睡眠不足などの不摂生を繰り返します。しかしながら、健康を害して初めて、それまでの不摂生を悔やみます。

 

そうした場合に、食療のための食事を摂ると良いわけですが、それよりも普段から食養のための食事を頻繁に取り続けるほうが良いと思いませんか。なぜなら、食事療法というのは、薬とは違いますから即効性のあるものではありません。

 

しかし、食事というものは誰もが毎日2~3回は摂るものですから、確実に身体に影響してきます。ですから、本来であれば薬膳料理ではなくとも、常々から健康的な食生活をしていれば健康を害すことなどほとんどないのです。

 

ですが、やはり人間は美味しいものが好きですから、毎度、健康的な食事というわけにもいかないのでしょう。忙しさからお手軽なインスタントに偏る場合もあるでしょう。ただ、一度、薬膳料理というものを召し上がってみることをお勧めいたします。味付けも工夫がなされているものが多いですし、イメージと違っているかもしれませんよ。